平茶碗 天の川に蛍

(ひらちゃわん あまのかわにほたる)

夏の宵。天の川に舞うホタルを描いた茶碗

9500円税込

化粧箱:無料

木箱(樅/モミ):別途1500円税込み

※木箱はご購入画面にて「木箱」をご選択ください。

日本の初夏の風物といえば「蛍」が思い浮かびます。

夏の夕暮れどきになると、小川のせせらぎに、ホタルの光がひとつ、またひとつと闇に光るさまは、なんとも言えずに幻想的ですね。

日本の代表的な種であるゲンジボタル。

じつは、東日本のホタルは4秒に一回光ります。西日本ものは、2秒に一度点滅すると言われます。

蛍の光は恋愛の合図。平安の昔から和歌や物語の恋愛の場面にホタルは登場

このホタルの光は、主に恋愛の合図です。

そのため、平安の昔から和歌や物語の恋愛の場面に、ホタルはしばしば登場します。

もの思へば 

沢の蛍もわが身より 

あくがれ出づる 

魂かとぞ見る

平安時代の歌人「和泉式部」が詠んだ歌です。

(あなたが恋しくて思い悩んでいると、沢に飛んでいる蛍も、自分の体から、さまよい出てきた魂なんじゃないかと思うのです)

縁結びのご利益もあるといわれる京都の「貴船神社」へとお参りにきた式部。

平安時代の歌人「和泉式部」(いずみしきぶ)が京都の貴船神社に参拝したおりに、ホタルの歌を詠んだ。

貴船にある「御手洗川」(みたらいがわ)に蛍が飛ぶのを見て詠んだ歌だといわれております。

「平茶碗 天の川に蛍」は、歌や物語にあらわれる夏の蛍を描いた作品です。

淡い紫の地の色に天の川とホタルを描く。

夏の夕暮れの天の川に蛍が舞うさま表した抹茶碗となっております。

夏の夕暮れの天の川に蛍が舞うさま表した抹茶碗。

うす紫の夜空に流れる「天の川」。

平安の昔から和歌や物語の恋愛の場面にホタルは登場

夏の風物詩「ホタル」と平安の和歌を想い浮かべつつお茶の時間をお過ごしください。

その夏の風物詩ホタルを眺め、平安の恋物語を想い浮かべつつ。

お茶の時間をお楽しみください。

茶碗の正面に天の川と笹、そして舞う蛍。

紫色の地の色に天の川と笹。ホタルを描いています。

茶碗の上:夏の宵をあらわす紫色の地

薄紫の地の色は、夏の宵をあらわました。

茶碗の上:天の川の流水文や蛍を金でふちどる

天の川に金で流水紋を。ホタルの光や笹にも金でふちどります。

茶碗外側の正面:笹は京絵の具の「和青」(わあお)

笹は、伝統の京絵の具の「和青」(わあお)で色づけします。

茶碗外側の正面の左:天の川を深みある「紺青」(こんじょう)で塗る。

天の川も、京絵の具の「紺青」(こんじょう)で描く。深みとムラのある紺色が特徴。

茶碗外側の正面の右:ホタルは黒と赤で。舞う蛍の光は金色で

ホタルは黒と赤を用いて描く。宵の空に舞い輝くホタルの光は金色で表現。

茶碗裏側

正面(上側)天の川と笹と蛍。向こう正面(下側)に天の川を絵付け。

茶碗外側の向正面

紺色の天の川には、金で流水文を描いています。

茶碗外側の正面

夜空の天の川にかかる笹に葉に舞う蛍。

京焼窯元 橋本紫雲(しうん)作
※写真は紫雲作となっていますが、現在は「永豊作」となります。

創業70余年。茶道具専門の窯元「橋本永豊」(えいほう)作の陶印を押す。

はんなりとした赤土。高台は「うずまき」の削りあと。

土見せは、はんなりとした淡い色の赤土。高台には、「うずまき」のカタチの職人の削りあとがつく。

色の深みのある伝統の「京絵の具」をもちいて夏の夜空を舞うホタルを描く。

「京絵の具」は、色に透明感と深みがあります。絵の具が、平面ではなく、厚みがあり立体感がございます。

伝統の「京絵の具」を用いて、夏の宵の空をかかる天の川に舞うホタルと笹を描いています。

口径14.5cm×高さ5cm

サイズは、口径14.5センチ。高さが5センチとなります。

茶せんを振りやすい馬盥型の平茶碗

馬盥(ばたらい)は、茶碗のフチが上にあがるカタチ。茶せんを振っても茶をこぼしにくく、茶を立てやすくなっています。

「口造り」は丸縁(まるふち)

飲み口の「口造り」は、「丸縁」(まるふち)。飲み口だけが、丸く少し厚みがあります。欠けにくくするための技法です。

当窯元の女性職人が手に持った写真です。小さめの女性に手にもしっくりくる小ぶりのサイズ。

当窯元の女性職人が手にもったところです。女性の手にしっくりくるサイズとカタチ。

お茶を飲み干したあと、茶にかくれていた、光をはなち舞う蛍の姿があらわれます。

お客さまへのステキな演出となります。

茶を飲みほすと・・・・・・
そこに現れるのは、夜空の天の川のに飛びかう蛍の姿。

私たちは、商品の梱包も大切なしごとだと考えております。

※この平茶碗の木箱は、樅(モミ)の木箱となります。

木箱(桐)

木箱は「桐箱」となっております。

木箱は別途1500円(税込)となります。

木箱ご希望の場合は、

「ご購入画面」にて木箱をご選択ください。

桐の箱に箱書き
木箱とウレタンの画像
作品を厚手のウレタンで包む
うこんの裂地付き
厚手のダンボールで保護

ダンボールの外に、さらに二重のダンボールとウレタンで保護いたします。

おかげさまで当窯元では創業から約80年、発送による破損はございません。

※平茶碗は、ギフトボックスが通常のお茶碗と異なります。

白一色の化粧箱に赤の梅結びの水引となります。

なにとぞご了承くださりますようお願い申し上げます。

木箱のギフトボックス

木箱(桐)入りの商品のギフトボックスは、木箱を化粧箱のギフトボックスに納めて発送いたします。

「木箱入りのギフトボックス」は、ご購入画面にて「木箱」と「ギフトボックス」の両方をご選択ください。

+木箱1500円(税込)

+ギフトボックス500円(税込)

+合計2000円(税込)

木箱(桐)

木箱は「桐箱」となっております。

木箱は別途1500円(税込)となります。

木箱ご希望の場合は、

「ご購入画面」にて木箱をご選択ください。

桐の箱に箱書き
木箱とウレタンの画像
作品を厚手のウレタンで包む
うこんの裂地付き
厚手のダンボールで保護

ダンボールの外に、さらに二重のダンボールとウレタンで保護いたします。

おかげさまで当窯元では創業から約80年、発送による破損はございません。

木箱をさらに紅白の「化粧箱」の中におさめます。

化粧箱には、「梅結び」と言われる、水引をあしらっております。

抹茶碗セットご自宅用のギフトボックスのし無しの画像
ギフトボックス木箱入りの「のし無し」
抹茶碗セットご自宅用のギフトボックスののし有りの画像
ギフトボックス木箱入りの「のし有り」

※ご購入画面にて「木箱」と「ギフトボックス」をご選択ください

※ギフトには、納品ご請求書などは梱包されません。

配送につきまして

配送につきましては以下の写真のように、ギフトボックスを「ウレタンとダンボールの外箱」に納めて発送いたします。

ギフトボックスと木箱を入れる外箱の画像
ギフトボックスを外箱で保護
ギフト用の手さげ紙袋の画像
ロゴ入り手さげ袋が付き
京都はしもと製陶所ロゴマークと京焼清水焼認定シールの画像
京焼清水焼の認定シール付き

当窯元の抹茶碗は、全ての工程が「清水焼熟練の職人の手作り」となっております。

熟練の職人による「ろくろ成形」

茶碗の成形は、熟練の職人による「ろくろ成形」で、すべて手づくりで製作しております。

1250度の高温で茶碗を本焼きする。

本焼きとは、窯で1250度の高温で茶碗を焼くことです。陶芸は、「土と炎の芸術」と呼ばれるゆえんです。

伝統の「京絵の具」で色を塗りかさねる

京絵の具の、「紺青」(こんじょう)や「和青」(わあお」を天の川や笹に何度も塗りかさねて色づけ。

笹の「りんかく」や「葉脈」を金で彩る

笹の葉の「りんかく」や「葉すじ」を金を用いて、笹の緑の上から丁寧に描いていきます。

天の川の流水紋を職人技で描く。

天の川の紺色の上から、金をもちいて「流水紋」を絵付けしていきます。

錦窯(にしきがま)で絵を焼き付ける。

錦窯(にしきがま)で、絵を焼きつけます。窯からだすと絵が錦のように浮かびあがることから「錦窯」と呼ばれます。

熟練の職人の手間ひまをかけて、ひとつの茶碗が完成

以上のように、多くの工程、そして職人の「手間ひま」をかけて、ようやくひとつの茶碗が完成します。

平安の昔から和歌や物語の恋愛の歌に詠まれた夏の風物詩ホタル。

うす紫の宵の空に流れる「天の川」に舞う蛍の茶碗で夏の茶会をお楽しみください。。

抹茶碗鳥獣戯画のロクロ成形の画像
当窯元代表の「橋本てつじ」です。

私の初夏の楽しみのひとつが「蛍狩り」です。

京都でも、祇園白川(ぎおんしらかわ)や銀閣寺(ぎんかくじ)といった市中でも「蛍」を見ることができます。

さて、今年はどこに蛍を見に行きましょうか。

作品概要

商品名平茶碗
天の川に蛍
価格9500円(税込)
作家名橋本紫雲作
(はしもとしうん)
サイズ口径/約14.5cm 
高さ/約5cm
重さ約200g
家電対応食洗機/不可 
電子レンジ/不可
梱包化粧箱:無料
木箱(樅/モミ):別途1500円税込
※ご購入画面にて「木箱」をご選択ください。
注意点※ 若干のサイズ・絵の色の濃淡やがございます。 商品はひとつひとつ手作りです。手作りの風合いとして、お楽しみください。
※非常に微細な鉄粉(黒い点)やピンホール(透明な点)ががまれに出ます。天然の素材を使用しているため、非常に微細なものは残る場合が、ございます。ただし、大きなものは検品の際に排除しております。

お茶碗の画像と実物では、若干の色味の違いがございます。

そのため、ご発送前に「実際にお届けするお茶碗」の画像をメールにてご確認いただいております。

写真で確認サービス

お客様にお届けする「実際の作品の写真」を、ご発送まえにお送りします。

作品のご確認をしていただけます。

お客さまに実際にお届けする作品の画像

※「写真で確認サービス」の一例です。

当窯元の作品は、工房直売のネット限定価格となっております。

ただし、手づくりのため大量生産はいたしかねます。

在庫切れの場合、製作にはかなりのお時間をいただかねばなりません。

とくに、「季節もの」の商品は、来年まで再生産できない場合もございます。

そのため、ご注文はお早めにお願いもうしあげます。

ライン・FAX注文

ご注文は、インターネットのオンライン注文が最優先となります。しかし、「ライン・FAX」でのご注文も大歓迎いたします。

ライン・FAX注文のお支払いの「銀行振込み」のみとなります。

ライン・FAXでのご注文は、以下のボタンを押してください。ご案内のページへ移動します。

平茶碗 天の川に蛍 橋本紫雲作 9500円税込

お問い合わせは、以下のリンクからお願い申し上げます。